2024年6月1日土曜日

6月 やさいの時間

  



Q 梅雨のとき気をつけることは?




A 水が溜まったままにならないよう、排水溝を整備!ほ場内をきれいを保って病気や害虫の発生を抑え        よう!


夏野菜の梅雨対策

6月上旬から7月中旬にかけての梅雨時期は日射量が少なく高温多湿の環境となるため、細菌やカビの菌が増え病気が発生しやすくなります。また、大雨や長雨で土中に水分の多い状態が続くと根が酸欠状態になり、根が傷んで生育不良となります。
梅雨は野菜にとっては厳しい環境です。特に、トマトやスイカなどの雨の少ない地域が原産地の野菜は日本の梅雨は苦手で、病気にかかりやすくなります。対策を怠らないようにして、梅雨を乗り切りましょう。

ポイント① 早めに排水溝の整備

大雨でも畝が冠水しないように、また、雨水が速やかにほ場外に排出されるように排水溝を整備しましょう。元々排水の悪いほ場や、水が溜まりやすいところは、高畝にすることで過湿による根痛みを軽減することができます。



ポイント② 雨の日は芽かき・葉かきをしない

雨で濡れているときに芽かきや葉かきなどをすると、そこから病原菌が入って病気が伝染します。作物が湿っていないときに作業しましょう。
また、雨でぬかるんだ状態で作業すると、踏んだ土が練ったようになり、乾くとカチカチになり作物によくありません。

ポイント③ ほ場内をきれいに

除去した葉や芽、茎、除草した雑草などを畝の上などに放置すると、病気や害虫の発生源となります。できる限りほ場内をきれいに保ちましょう。
◎梅雨時期に発生が多くなるナメクジ類は「スラゴ」で防除しましょう。「スラゴ」はナメクジ・カタツムリの被害がある全ての農作物に使用可能です。有効成分の燐酸第二鉄は天然にも存在する成分で、収穫直前まで使えます。
・スラゴの使用方法1~5g/㎡を発生場所または株元に配置

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