2023年6月1日木曜日

6月やさいの時間

Q 梅雨の時期に気を付けることは?

A 排水溝を整備して、水が溜まったままにならないようにすること!またほ場内をきれいにして病気や害虫の発生を抑えよう!

夏野菜の梅雨対策

梅雨時期は、日射量が少なく高温多湿の環境となるため、細菌やカビの菌が増え病気が発生しやすくなります。また、大雨や長雨で土中に水分の多い状態が続くと根が酸欠状態になり、根が傷んで生育不良になります。
特にトマトやスイカなど雨の少ない地域が原産地の野菜は日本の梅雨が苦手で、病気にかかりやすくなります。梅雨の対策を行って、梅雨を乗り切りましょう。

ポイント① 排水溝の整備

大雨でも畝が冠水しないように、雨水が速やかにほ場外に排出されるようにしましょう。
排水の悪いほ場は、高畝にすることで根痛みを軽減することげできます。



ポイント② 雨の日は芽かき・葉かきをしない

雨で濡れているときに芽かきや葉かきを行うと、そこから病原菌が入って病気が伝染します。作物が湿っていないときに作業しましょう。
また、雨でぬかるんだ状態で作業すると、踏んだ土が練ったようになり、乾くとカチカチになり作物によくありません。

ポイント③ ほ場内をきれいに

除去した葉や芽、茎、除草した雑草などを畝の上などに放置すると、病気や害虫の発生源となります。できる限りほ場内をきれいに保ちましょう。
◎梅雨時期に発生の多くなるナメクジ類は「スラゴ」で防除しましょう。「スラゴ」はナメクジ・カタツムリの被害がある農作物に使用可能です。
有効成分の燐酸第二鉄は天然にも存在する成分で、収穫直前まで使えます。
・スラゴの使用方法 1~5g/㎡
を発生場所または株元に配置


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