2018年7月1日日曜日

7月 柑きつ

 
☆赤字で表示されている農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

摘果


≪温州みかん≫

 樹冠上部摘果


 隔年結果の著しい園は、7月上旬までに樹冠外周と上部の果実を全て摘果し、下垂枝と樹冠内に着果させます。
 樹冠上部と主枝先端を成木で1㍍、10〜15年生で50㌢を目安に全て摘果します。

 枝別全摘果


 着果量の多い樹は、直径2㌢程度の枝を樹全体で3分の1程度選び、その枝を全て摘果します。そうすることで夏芽を発生させ、来年の結果母枝を確保します。
 摘蕾や再予備枝を設定していた枝に着果している場合も、全て摘果します。
 着果の少ない樹は、9月以降の仕上げ摘果が中心になるため、あら摘果を控えめにします。

≪伊予柑≫

 着果量の多い樹や樹勢の弱い樹からあら摘果をし、直花果や傷果、内成り果などを取り除きます。
 有葉果を中心に果実を残し、7月中に摘果を終えます。

病害虫防除


カイガラムシ類・ロウムシ類


 ・7月中旬頃

 スプラサイド乳剤40  1500倍
  (かんきつ〈みかん除く〉は収穫90日前まで4回以内、
   みかんは収穫14日前まで4回以内)

ゴマダラカミキリ幼虫(応急)


 ・7月中下旬

 モスピラン顆粒水溶剤 400倍
  (かんきつ収穫14日前まで3回以内)

  ※株元に散布します。

ミカンサビダニ


 ダニカット乳剤20  1000倍
  (かんきつ〈みかん除く〉は収穫60日前まで1回以内、
   みかんは収穫14日前まで1回以内)

黒点病


 エムダイファー水和剤 600倍
  (かんきつ〈みかん除く〉は収穫90日前まで2回以内、
   みかんは収穫60日前まで2回以内)

 アビオンE  1000倍を混用

  ※ 前回の散布から積算降雨量が200㍉になるか、25日経過すれば散布します。

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