2016年11月1日火曜日

11月 ビワ


摘房


 摘房とは、房ごと取り除くことです。
 6月に伸びた新しい枝の40~50㌫を摘房し、遊び枝にします。

11月 タマネギ


定植


 11月20日頃に、排水の良い圃場に定植します。草丈が25㌢、基部が直径6㍉、重量4~5㌘の良質な苗を選びます。
 畦幅は130㌢、条間は24~25㌢、4条植え、株間は15㌢とします。10㌃当たりの目安は2万株です。

除草剤(10㌃当たり)

※雑草が生える前に必ず散布します。
 定植後にトレファノサイド粒剤2.5を4~5㌔、または水100㍑にトレファノサイド乳剤を300cc希釈して散布します。

11月 裸麦


摘期播種の厳守


 安定した収量を確保し、品質の良い裸麦を生産するため、天候と土壌状態を見ながら早めに播種します。

品種と播種時期

マンネンボシとハルヒメボシ

10月25日~11月20日

播種(10㌃当たり)

バラ播き栽培   20㌔

ドリル播き栽培
 10月25日~11月中旬   12㌔
 11月下旬   14㌔
 12月以降   18㌔

 苗立数が極端に少ないと、収量の低下や倒伏、雑草の繁茂につながるため、必ず2~3㌢の深さに種を播きます。

湿害対策の徹底


 湿害対策は最も重要な作業です。播種後すぐに、周囲の排水溝につながるよう、圃場内に3㍍間隔で排水溝を設け、圃場外に排水できるようにします。

除草剤

☆プリグロックスLは、毒物劇物農薬に指定されてします。
 毒物劇物農薬をご購入には、印鑑が必要になります。


施肥基準


ドリル播き(基肥一発肥料を施す場合)


11月 キウイフルーツ


病害虫防除

貯蔵病害(灰色かび病)(収穫前)

ロブラール水和剤   1,500倍(収穫前日まで4回以内)

カメムシ(発生園)

アディオン乳剤   2,000倍(収穫7日前まで5回以内)

アプローチBI(展着剤)   1,000倍

収穫


 収穫した果実は丁寧に取り扱い、柔らかい果実や傷のある果実、落とした果実が混入しないようにします。

基肥の施用(10㌃当たり)


 11月上旬に果樹配合765を140㌔施します。

11月 ブロッコリー


病害虫防除

アブラムシ類

アルバリン顆粒水溶剤   2,000倍(収穫3日前まで2回以内)

コナガ・アオムシ

スピノエース顆粒水和剤   5,000倍(収穫3日前まで3回以内)

べと病

ランマンフロアブル   2,000倍(収穫3日前まで3回以内)

軟腐病

スターナ水和剤   2,000倍(収穫14日前まで2回以内)

追肥(10㌃当たり)

1回目

定植後10日目に畦の中央に、農協専用化成500を20㌔施します。

2回目

定植後30~35日頃の本葉9~10枚時に畦の肩口に、農協専用化成500を40㌔施します。
ホウ素欠乏症対策として、本葉10枚頃にヨーヒB5を500倍に薄め、葉面散布します。

3回目

頂花蕾出現前(1円玉位の大きさまで)に畦の肩口に、農協専用化成500を30㌔施します。

収穫


 全期間を通して必ず朝獲りします。
 収穫が遅れると、品質が極めて低下するため、多少未熟で花蕾が小さくても、光沢のあるうちに収穫します。特に、気温の高い時期は、収穫適期が短いため、早めに収穫します。
 収穫後は手早く作業し、鮮度の良いうちに出荷しましょう。

残査処理(10㌃当たり)


 収穫後に、元肥用の豊土サングリーンを10㌔施し、すき込みます。

11月 柑きつ


☆赤字で表示されている農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

収穫前の農薬散布

温州みかん・伊予柑≫

腐敗防止

腐敗を防ぐため、トップジンM水和剤またはベンレート水和剤のどちらかにベフラン液剤25を加え、散布します。

トップジンM水和剤   2,000倍
(みかんは収穫前日まで5回以内、柑きつ〈みかんは除く〉は収穫前日まで5回以内)

 または

ベンレート水和剤   4,000倍
(みかんは収穫前日まで4回以内、柑きつ〈みかんは除く〉は収穫前日まで2回以内)

加用

ベフラン液剤25   2,000倍
(みかんは収穫前日まで3回以内、柑きつ〈みかんは除く〉は収穫前日まで2回以内)

ヘタ落ち防止

マデックEW   2,000倍(収穫開始予定の20~10日前まで1回)
   ※腐敗を防ぐ殺菌剤と同時に散布する場合は、日数を間違えないようにします。

秋肥の施用(10㌃当たり)


 夏場に消耗した養分を補う秋肥は、冬の耐寒性を高め、翌春の開花結実を促すために必要です。
 秋肥が遅れると地温が低くなり、養分の吸収が悪くなるため、適期に施します。

極早生温州(10月下旬)

農協果樹配合   110~140㌔

早生伊予柑(11月下旬)

農協果樹配合   90~120㌔

普通温州(11月上旬)

農協果樹配合   110~150㌔

温州みかんの収穫


 浮皮の軽減と品質のばらつきを少なくするため、8分以上着色した果実を分割し採収します。

夏秋梢の処理


 夏秋梢とは、夏から初秋に伸びた枝のことです。着花を減らし、新しい枝を発生させるため、先月に続き夏秋梢を処理します。
 伊予柑に夏秋梢のかいよう病が発生している場合は、必ず取り除きます。

病害虫防除

ハダニ

オマイト水和剤   750倍
(みかんは収穫7日前まで2回以内、柑きつ〈みかんは除く〉は収穫14日前まで2回以内)
※農薬散布は使用基準を守りましょう。

11月 春キャベツ


定植


 播種後35~50日ほどの本葉3~4枚になった苗を、畦幅130㌢、株間35㌢で二条千鳥に定植します。10㌃当たりの目安は4,300株です。
 定植後は活着を促すため、乾燥させないようたっぷり潅水します。

定植時の防除

コナガ・アオムシ・ヨトウムシ

プレバソンフロアブル5   100倍
       セルトレイ一箱当たり0.5㍑潅注(育苗期後半~定植当日まで1回)

追肥(10㌃当たり)


 定植後10~15日後に、農協専用化成500を20㌔施します。

11月 イチゴ


電照の開始


 11月上旬から2月中旬まで、樹勢や草丈の状況に応じて電照時間を調整します。紅ほっぺは基本的に、電照の必要はありませんが、草勢が低下する場合は短時間実施します。

温度管理の目安


 ハウス内の温度は、昼間は30℃以下、夜間は8℃以上を保ちます。

ビニール被覆後の温度管理


 夜間の最低気温が12℃以下になり始めたらサイドビニールを閉め、ハウス内の気温が8℃以上になるよう保温に努めます。
 最低夜温の8℃以上を確保するため、内張りを設置し、暖房機を使います。日中は最高温度に注意し、換気しましょう。

ミツバチの入室


 開花3日前までにミツバチをハウスに入れます。

病害虫防除

≪11月上旬≫

アザミウマ類・ハスモンヨトウ・うどんこ病・灰色カビ病(混用)

カウンター乳剤   2,000倍(収穫前日まで4回以内)

アフェットフロアブル   2,000倍(収穫前日まで3回以内)

≪11月下旬≫

灰色かび病・うどんこ病

フルピカフロアブル   2,000倍(収穫前日まで3回以内)

アザミウマ類・ハスモンヨトウ

カウンター乳剤   2,000倍(収穫前日まで4回以内)

11月 レタス


☆赤字で表示されている農薬は、毒物劇物農薬に指定されています。
 毒物劇物農薬のご購入には、印鑑が必要になります。

品種と播種時期


 レイヤード   11月15日まで
 バークレー   11月10日以降

育苗期の防除

ハモグリバエ

スピノエース顆粒水和剤   500倍~1,000倍
           セルトレイ一箱当たり0.5㍑潅注(定植前まで1回以内)

アブラムシ類

モスピラン顆粒水溶剤   2,000倍~4,000倍(収穫前日まで3回以内)

ハスモンヨトウ・オオタバコガ

アファーム乳剤   1,000倍~2,000倍(収穫3日前まで3回以内)

定植時の病害虫防除

ネキリムシ類(10㌃当たり)

フォース粒剤   9㌔(土壌混和・定植時1回)

腐敗病・斑点細菌病(10㌃当たり)

オリゼメート粒剤   9㌔(土壌混和・定植時1回)

アブラムシ類・ナモグリバエ・ハスモンヨトウ・オオタバコガ

ジュリボフロアブル   200倍
         セルトレイ一箱当たり0.5㍑潅注(定植前日~当日まで1回)

定植後の管理


 本葉2.5~3枚の若苗を垂直に定植します。定植後は、早く活着させるため、たっぷり潅水します。
 土壌の乾燥が続くと生育不良になり、異常球が発生しやすくなるため、暖かい日の午前中に畦間潅水します。
 トンネル支柱を早めに準備しておきます。

定植後の病害虫防除

すそ枯病(定植直後~10日)

バリダシン液剤5   800倍(収穫7日前まで3回以内)

アブラムシ類

コルト顆粒水和剤   3,000倍~4,000倍(収穫前日まで3回以内)

ウララDF   2,000倍(収穫前日まで2回以内)

ハスモンヨトウ・オオタバコガ

プレバソンフロアブル5   2,000倍(収穫前日まで3回以内)

トルネードエースDF   2,000倍(収穫7日前まで2回以内)

フェニックス顆粒水和剤   2,000倍~4,000倍(収穫前日まで2回以内)

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